採用マーケティングとは?「求人を出しても応募が来ない」を解決する実践ガイド

採用マーケティングとは?「求人を出しても応募が来ない」を解決する実践ガイド

「求人を出しているのに応募が来ない」「求人広告を掲載しても反応がない」。こうした悩みを抱える中小企業は年々増えています。

以前のように求人媒体へ掲載するだけで応募が集まる時代は終わりました。求職者は求人票だけで応募を決めるのではなく、企業のホームページや採用サイト、SNS、口コミまで確認し、「この会社で働きたいか」を比較したうえで応募先を選んでいます。

こうした採用市場の変化に対応するために注目されているのが採用マーケティングです。難しく聞こえるかもしれませんが、本質は「来てほしい人に、自社の魅力を正しく届け、選ばれる仕組みをつくること」です。

本記事では、採用マーケティングの基本的な考え方から、中小企業でも今日から実践できる具体的な進め方、成果を出している企業に共通するポイントまでわかりやすく解説します。

目次

【データで見る】求人を「出せば来る」時代の終わり

求人を出しても応募が集まらない背景には、原稿や媒体だけでは解決できない採用市場の変化があります。まずは、企業を取り巻く状況を数字から見ていきましょう。

人手不足倒産は3年連続で過去最多

帝国データバンクの調査によると、2025年の人手不足倒産は427件に達し、3年連続で過去最多を更新しました。年間400件を超えたのは初めてです。

さらに、2026年1月時点で正社員が不足していると回答した企業は50.5%でした。前年同月よりわずかに低下したものの、依然として半数を超える企業が人手不足を感じています。

多くの企業が限られた人材を採り合うなか、求人を掲載して待つだけでは、他社の募集に埋もれやすくなっています。

求職者は応募前に会社を調べている

採用が難しくなった理由は、人手不足だけではありません。求職者の仕事探しも変化しています。

求人を見つけた求職者は、すぐに応募するとは限りません。会社名を検索し、コーポレートサイトや採用ページ、SNS、口コミなどを確認したうえで、ほかの求人と比較します。

見られているのは給与や休日といった条件だけではありません。どのような人が働いているのか、入社後にどのような仕事を任されるのか、会社の雰囲気は自分に合いそうかといった情報も、応募するかどうかの判断材料になります。

求人原稿を改善しても、検索した先に十分な情報がなければ、応募をためらわれる可能性があります。媒体を選ぶ前に、自社が求職者からどのように見えているかを確認する必要があります。

これからの採用では、求人を出すことだけでなく、応募先として選ばれるための情報と接点を整えることが欠かせません。

採用マーケティングとは何か?

採用マーケティングで認知から入社・定着につなげる流れ

そこで必要になるのが、採用マーケティングという考え方です。難しい手法ではなく、応募してほしい人に自社を知ってもらい、応募につなげるための一連の取り組みを指します。

応募してほしい人から選ばれる流れをつくる

採用マーケティングとは、応募してほしい人に自社を知ってもらい、興味を持ってもらい、応募先として選んでもらうまでの流れを設計することです。

求人媒体への掲載は、その流れを構成する手段の一つです。掲載前に、次のような点を決めておく必要があります。

  • どのような人を採用したいのか
  • その人は転職先に何を求めているのか
  • 自社のどのような魅力を伝えるのか
  • どの媒体や接点で情報を届けるのか
  • 応募後の選考をどのように進めるのか

たとえば、同じ営業職でも、経験者を採用したい場合と未経験者を育成したい場合では、伝える内容や選ぶ媒体が変わります。採用したい人物像が曖昧なままでは、誰にも強く響かない求人になりかねません。

「応募が来ないから別の媒体を試す」と考える前に、誰に何を伝えるのかを見直す。採用マーケティングは、そのための考え方です。

採用マーケティングに取り組む企業の共通点

採用活動がうまくいっている企業は、話題の媒体を使っているから成果が出ているとは限りません。採用する人材や伝える内容を整理し、応募から入社までの状況を確認しながら改善しています。

具体的には、次のような取り組みが見られます。

  • 採用したい人物像と採用要件を明確にしている
  • 求人媒体、採用サイト、SNS、社員紹介などを組み合わせている
  • 人事だけに任せず、経営者や現場社員も採用に関わっている
  • 応募数や選考通過率、内定承諾率などを確認している

反対に、採用要件が曖昧なまま一つの媒体に求人を出し、その後の数字を確認していなければ、応募が集まらない原因も分かりません。

採用マーケティングで求められるのは、採用活動を求人掲載だけで終わらせず、計画、発信、選考、振り返りまで一つの流れとして改善することです。

中小企業が今日から始められる採用マーケティングの3つの手順

中小企業が採用マーケティングを始める3つの手順

採用マーケティングと聞くと、多くの人員や予算が必要だと感じるかもしれません。しかし、最初から採用サイトの全面改修や複数媒体への出稿に取り組む必要はありません。

まずは「採用したい人を決める」「自社から接点をつくる」「応募後の対応を見直す」の3つから始めます。

手順1:「誰に来てほしいか」を具体的に決める

最初に取り組むのは、求人原稿の作成や媒体選びではありません。自社ではどのような人が活躍しやすいのかを整理し、採用したい人物像を具体的にします。

年齢や経験年数だけでなく、次のような点まで考えてみましょう。

  • どのような経験や能力が必要か
  • どのような仕事にやりがいを感じる人か
  • 仕事を進めるうえで大切にしてほしいことは何か
  • 自社のどのような環境が合いそうか

ただし、理想を並べすぎると採用できる人がほとんどいなくなります。「入社時に欠かせない条件」と「入社後に身につけられること」を分けて考えることも必要です。

人物像を考えるときは、現在活躍している社員を参考にすると整理しやすくなります。その社員が入社を決めた理由や、仕事で力を発揮する場面、周囲から評価されている点を書き出してみてください。

「できるだけ多くの人に来てほしい」と対象を広げすぎると、求人の内容が曖昧になり、かえって誰にも選ばれにくくなります。

採用したい人が明確になれば、求人で伝える内容や利用する媒体、面接で確認する項目にも一貫性が生まれます。

関連記事:採用ターゲットの決め方とは?自社に合う人材を明確にする採用ペルソナの作り方

手順2:求人を出して待つだけでなく、自社から接点をつくる

採用したい人を決めたら、その人と接点を持てる方法を考えます。求人媒体への掲載だけに頼らず、自社から情報を届ける経路を一つ加えてみましょう。

中小企業でも始めやすい方法には、次のようなものがあります。

  • スカウトサービスで条件に合う人へ直接声をかける
  • SNSで仕事内容や職場の様子を発信する
  • 採用ページに社員紹介や一日の仕事の流れを掲載する
  • 社員や取引先に人材を紹介してもらう
  • 過去の応募者や退職者と無理のない範囲でつながりを保つ

すべてを一度に始める必要はありません。担当者の人数や使える時間を踏まえ、無理なく続けられる方法を一つ選びます。

たとえば、SNSを始めても更新が止まってしまえば、求職者に不安を与えることがあります。週に1回なら続けられるのか、社員への取材が必要なのかまで考え、運用できる範囲で始めることが大切です。

知名度の低い中小企業ほど、求人を見つけてもらうのを待つだけでなく、自社を知ってもらう機会を増やす必要があります。

手順3:応募から内定までの対応を見直す

応募を集めることだけが採用マーケティングではありません。応募後の連絡や面接での対応も、求職者が入社先を選ぶ際の判断材料になります。

応募への返信が遅い、面接日程がなかなか決まらない、面接官が会社の説明ばかりしているといった対応は、辞退につながる原因になります。特に複数の企業へ応募している人は、選考が早く進んだ会社から入社を決めることもあります。

まずは、次の項目を確認してみてください。

  • 応募を受けてから最初の連絡まで何日かかっているか
  • 面接候補日を複数提示できているか
  • 面接で仕事内容や入社後の役割を具体的に説明しているか
  • 求職者が質問できる時間を設けているか
  • 選考結果を伝える時期を事前に案内しているか

大がかりな仕組みを導入しなくても、返信の期限や面接後の連絡方法を社内で決めるだけで対応は改善できます。

「早く返す」「約束した期日を守る」「相手の話を聞く」という基本的な対応が、求職者からの信頼につながります。

中小企業は、経営者や現場責任者との距離が近く、選考の判断を早く進めやすい傾向があります。この強みを生かせば、知名度や採用予算で上回る企業とも十分に差別化できます。

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AIは文章作成や情報整理の補助に使う

採用に十分な時間を割けない場合は、求人原稿やSNS投稿の下書き、面接質問の整理などに生成AIを活用する方法もあります。

ただし、AIに「求人原稿を書いて」と依頼するだけでは、ほかの会社にも当てはまる内容になりがちです。仕事内容や職場の特徴、採用したい人物像、実際に働く社員の声など、元になる情報は自社で用意しなければなりません。

たとえば、社員への聞き取り内容をAIに渡して求人原稿の形に整えたり、自社で作成した文章を読みやすく修正したりするといった使い方が向いています。

自社が伝えたい内容を決めるのは人、文章の下書きや整理を補助するのはAIと役割を分けることで、少人数でも採用の発信を続けやすくなります。

関連記事:ChatGPTで採用業務を効率化する方法7選|求人作成・面接・採用DXへの活用法

採用マーケティングでよくある3つの勘違い

採用マーケティングは、新しい手法を取り入れるだけで成果が出るものではありません。SNSや採用サイトはあくまで手段であり、使い方を誤ると、費用や作業だけが増えてしまいます。

ここでは、中小企業が採用マーケティングに取り組む際に注意したい3つの勘違いを紹介します。

勘違い1:SNSを始めれば応募が増える

SNSは、自社を知らない人に仕事や職場の雰囲気を伝えられる手段です。ただし、アカウントを開設して投稿を続けるだけで、応募が増えるとは限りません。

採用したい人が曖昧なままでは、投稿する内容も定まらず、日常の出来事を載せるだけになりがちです。閲覧数やフォロワー数が増えても、採用したい人からの応募につながらないこともあります。

まずは、誰に何を伝えたいのかを決めます。未経験者を採用したいなら教育体制や入社後の成長を、経験者を採用したいなら任せる仕事や裁量を伝えるなど、相手によって必要な情報は変わります。

SNSを始めることではなく、採用したい人が知りたい情報を継続して届けることが目的です。

関連記事:新卒採用でSNSを活用する方法|成功事例と運用のポイントを解説

勘違い2:採用ページを作れば応募が集まる

仕事内容や社員の声を詳しく載せた採用ページは、応募を検討している人の不安を減らすうえで役立ちます。一方で、ページを公開しただけでは、十分に見てもらえない可能性があります。

求人媒体やスカウト、SNSなどから採用ページへ誘導するほか、求職者が会社名や職種名で検索したときに見つけられる状態を整えることも必要です。

また、見た目にこだわっても、求職者が知りたい情報が不足していれば応募にはつながりません。具体的な仕事内容、給与、働く時間、職場の雰囲気、入社後の教育などを分かりやすく伝えることが優先です。

採用ページは作って終わりではなく、求人やSNSからの導線をつくり、求職者の疑問に答えられる内容へ更新していく必要があります。

勘違い3:とにかく露出を増やせばよい

複数の求人媒体へ掲載し、広告費を増やせば、求人を見てもらう機会は増えます。しかし、採用したい人と異なる層にまで広く届けると、条件の合わない応募が増え、書類確認や面接にかかる負担も大きくなります。

確認するべきなのは応募数だけではありません。応募者のうち何人が採用要件を満たしていたか、面接や内定へ進んだか、採用後に定着しているかまで見る必要があります。

たとえば、応募が多くても面接へ進む人が少ない場合は、露出不足ではなく、求人の内容や届ける相手がずれている可能性があります。

限られた人数で採用を進める中小企業では、応募数を増やすこと以上に、採用したい人へ正しく届けることが大切です。

中小企業ほど採用マーケティングを生かしやすい理由

採用マーケティングというと、大きな予算や専門部署を持つ企業の取り組みと思われがちです。しかし、採用したい人を絞り、自社の特徴を直接伝える方法は、中小企業とも相性があります。

採用方針をすぐに見直せる

中小企業では、経営者や採用責任者が現場の状況を把握していることが多く、採用方針を比較的早く見直せます。

求人への反応が少なければ仕事内容の見せ方を変える、面接辞退が続けば日程調整や選考期間を見直すなど、課題に気づいた段階で改善しやすいことが強みです。

ただし、経営者の思いつきだけで方針を何度も変えると、採用担当者や現場が混乱します。採用したい理由や判断基準を共有したうえで、必要な変更を早く行うことが大切です。

仕事や職場の実情を伝えやすい

求職者が知りたいのは、企業理念や整ったメッセージだけではありません。入社後に誰と働くのか、どのような仕事を任されるのか、一日の仕事がどのように進むのかといった具体的な情報も求めています。

現場との距離が近い中小企業なら、社員への取材や仕事風景の撮影にも協力を得やすく、実際の職場に近い情報を発信できます。経営者が自分の言葉で、採用する理由や入社後に期待することを伝えられる点も強みです。

知名度で勝負しにくい企業ほど、働く人や仕事内容を具体的に見せることで、求人条件だけでは伝わらない魅力を届けられます。

応募者一人ひとりに対応しやすい

採用人数が限られている中小企業では、応募者ごとに話を聞き、疑問や不安へ丁寧に答えやすい面があります。

面接で一方的に会社を説明するのではなく、転職理由や今後やりたいことを聞き、その人に自社が何を提供できるのかを伝えます。必要に応じて現場社員との面談や職場見学を設ければ、入社後のイメージも持ってもらいやすくなります。

求人の露出量では大企業に及ばなくても、情報の具体性や選考中の対応で選ばれる可能性を高めることはできます。

自社の採用課題を整理し、採用したい人物像や情報発信、選考方法まで見直したい企業様は、お気軽にご相談ください。

求人を「出して終わり」にせず、数字を見ながら改善する

採用マーケティングは、一度施策を実行して終わりではありません。求人媒体やスカウト、SNSなどの結果を振り返り、次の募集に生かすことで、少しずつ採用しやすい形をつくっていきます。

最初に確認したいのは、経路ごとの応募数と採用数です。どの経路から何人が応募し、面接や内定、入社へ進んだのかを記録すると、成果につながっている手法が分かります。

たとえば、応募数が多くても面接へ進む人が少ない場合は、求人の内容と応募者にずれがあるのかもしれません。内定辞退が多ければ、選考期間や面接での説明、条件の伝え方を見直す必要があります。

採用活動では、次のような数字を確認します。

  • 経路別の応募数
  • 書類選考や面接の通過率
  • 内定数と内定承諾率
  • 一人を採用するまでにかかった費用
  • 入社後の定着状況

応募数だけでなく、どの経路から採用でき、その人が入社後に定着しているかまで確認することが大切です。

応募が多い媒体でも早期離職が続いているなら、その会社に合う人を採用できているとは言い切れません。反対に、応募数が少なくても、採用した人が長く働き活躍している経路には、今後も力を入れる価値があります。

最初から細かな分析を行う必要はありません。まずは表計算ソフトなどを使い、応募経路、応募日、選考結果、入社の有無を記録するところから始めます。採用活動中は月に一度、募集終了後には全体を振り返ると、問題が起きている段階を見つけやすくなります。

数字を記録する目的は、担当者を評価することではなく、応募が集まらない原因や辞退が起きている場所を見つけ、次の打ち手を決めることです。

求人を出すたびに媒体や原稿を変えるのではなく、前回の結果をもとに改善を重ねる。この振り返りが、場当たり的な採用から抜け出す第一歩になります。

関連記事:採用KPIとは?中小企業が見るべき4つの指標と兼任でも続く運用方法

採用マーケティングに関するよくある質問

採用マーケティングを始める際に、中小企業の経営者や採用担当者から寄せられることの多い質問に回答します。

採用マーケティングを始めたら、求人媒体はやめるべきですか?

求人媒体をやめる必要はありません。求人を探している人と接点を持てるため、採用したい人が利用している媒体であれば、引き続き有効な手段です。

ただし、掲載後に応募を待つだけではなく、採用ページやSNSで詳しい情報を伝えたり、スカウトを組み合わせたりすることも検討します。応募数や採用数を経路ごとに確認し、成果が出ている媒体へ予算を配分することも大切です。

中小企業でもSNS採用に取り組めますか?

中小企業でも取り組めます。現場と採用担当者の距離が近いため、実際の仕事内容や社員の声を集めやすい点は強みになります。

毎日投稿したり、多くのフォロワーを集めたりする必要はありません。採用したい人が知りたい仕事内容、職場の雰囲気、社員の入社理由などを、続けられる頻度で発信します。

更新が止まったままにならないよう、誰が取材し、誰が投稿するのかを決めてから始めると運用しやすくなります。

何から始めればよいか分かりません

まずは、採用したい人物像を具体的にするところから始めます。必要な経験や能力だけでなく、自社で任せたい仕事や、どのような人が職場に合いやすいかも整理してください。

採用したい人が決まれば、その人が仕事を探す場所や、求人で伝えるべき内容を考えやすくなります。人物像が曖昧なままSNSやスカウトを始めても、発信や声かけの対象が定まりません。

媒体や手法を選ぶ前に、「誰を、なぜ採用したいのか」を社内で共有することが出発点です。

採用に予算をかけられない場合は、何から始めるべきですか?

まずは、現在の求人内容と応募後の対応を見直しましょう。仕事内容を具体的に書く、応募への返信を早くする、面接日程の候補を複数提示するといった改善には、大きな費用がかかりません。

自社サイトや既存のSNSがある場合は、社員の入社理由や一日の仕事の流れを追加する方法もあります。新しいサービスを契約する前に、すでに持っている採用経路を十分に使えているか確認してください。

そのうえで、応募が不足しているのか、面接辞退が多いのかを数字で確認し、必要な部分へ予算を使います。

採用代行へ任せれば、自社で取り組む必要はありませんか?

求人の作成やスカウト送信、応募者との日程調整などを採用代行へ任せることはできます。しかし、採用したい人物像や自社で働く魅力まで、外部の会社だけで決めることはできません。

採用の目的や入社後に任せたい役割、現場が求める経験などは、自社で整理して共有する必要があります。ここが曖昧なまま実務だけを任せると、応募は集まっても、求める人材と出会えない可能性があります。

採用方針と判断基準は自社で持ち、求人作成やスカウト、応募者対応など、負担の大きい業務を外部へ任せるのが基本です。

まとめ

採用市場では、企業が人材を選ぶ時代から、求職者に選ばれる時代へと変わりました。そのため、求人媒体へ掲載するだけでは十分な成果を得ることが難しくなっています。

採用マーケティングで重要なのは、求人広告のテクニックではありません。「誰に来てほしいのか」を明確にし、自社の魅力を継続的に発信し、応募後も丁寧に向き合うことです。こうした積み重ねが、応募数だけでなく、入社後の定着率や活躍人材の増加にもつながります。

また、採用活動は実施して終わりではありません。応募経路や応募率、面接率、採用率、定着率などを振り返りながら改善を繰り返すことで、採用活動の再現性は高まります。感覚ではなく数字をもとに判断することが、採用成功への近道です。

まずは、自社で活躍している社員の共通点を書き出し、「どんな人に選ばれたいのか」を整理するところから始めてみてください。採用マーケティングは、大きな予算よりも、小さな改善を積み重ねる企業ほど成果につながりやすい取り組みです。

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ABOUT US
塔筋大樹株式会社Tsumugu代表取締役
同志社大学卒業後、地元金融機関へ新卒入社。その後、株式会社リクルートジョブズ(現リクルート)へ中途入社。求人広告営業として全国トップクラスの営業成績を収め、営業リーダーや代理店支援を担当。その後、Indeed特別認定パートナーの株式会社アド・イーグル執行役員として営業・人事・企画領域を管掌。現在は株式会社Tsumugu代表取締役として、中小企業の採用・育成・評価・定着に関する課題に対し、データとAIを活用した人事支援を行っている。