船井総研のコンサル料はいくら?評判・料金例と依頼前の判断ポイント

船井総研のコンサル料・料金例と依頼前の判断ポイント

船井総研への相談を考えていて、「コンサル料はいくらかかるのか」「自社の規模でも費用に見合うのか」と迷っていませんか。

セミナーや同業者の紹介で興味を持っても、実際にどこまで任せられるかが分からなければ、契約には踏み切りにくいですよね。

船井総研のコンサルティングは、支援内容に応じた個別見積もりです。公式サイトに料金例が載っているサービスもありますが、対象の業種や依頼する仕事によって条件が変わります。

この記事では、公式に確認できる料金例と支援内容、利用企業の声を整理し、費用に見合うかを判断する方法まで解説します。

船井総研のコンサル料はいくらか

船井総研のコンサル料は、依頼する内容や担当する人数、稼働日数によって変わります。公式FAQでは、初回相談後に見積金額を記載した企画書を提出する流れが案内されています。

公開されている業種別の料金は予算検討の参考になりますが、自社への見積額とは分けて考える必要があります。 まずは対象と条件が分かる料金例を見ていきましょう。

公式に公開されている料金例

2026年10月23日時点で、次の掲載内容を確認できました。

対象・サービス 公式に掲載されている金額 金額を読む際の条件
住宅会社向けコンサルティング 月額30万円・年間360万円を目安とする説明 住宅業界向けコラムの記載。税・経費の扱いは見積もりで確認
保険代理店向け多店舗化サポート 月20万円〜 消費税・交通費は別途。契約期間は相談
宿泊ビジネス経営研究会 入会金11万円、年会費52万8,000円(税込) 個別コンサルティングとは別のサービス。追加参加者の料金あり

出典:住宅会社向けの料金説明、保険代理店向け多店舗化サポート、宿泊ビジネス経営研究会

住宅向けコラムの月30万円を、船井総研のすべてのサービスに共通する最低料金とは扱えません。また、研究会の会費を個別支援の料金と比べても、どちらが割安かは決まりません。受けられるサービスが違うからです。

社内で予算を検討する際は、金額の横に対象の業種と支援内容を添えておくと、正式な提案を受けたときに比較しやすくなります。掲載額から予算の見当をつけ、実際の契約では対象業務と期間をそろえて総額を確認する、という順序です。

月額だけでなく、契約期間と追加費用を見る

例えば、月20万円の支援を12か月利用すると、コンサル料だけで240万円です。これは単純計算であり、12か月契約が必須という意味ではありません。税や交通費、別途依頼する制作費などがあれば、実際の支出は増えます。

特に集客や採用の支援では、助言を受ける費用と、施策を実行する費用を分けて考えます。広告費、求人媒体費、システム利用料などを見込まずに契約すると、提案は受けたものの実行する予算がない、という状態になりかねません。

見積もりでは、初期費用、月額費用、実費、別契約の業務を分けて確認します。最低契約期間や更新・解約の条件も、投資できる総額に影響します。一律の条件を推測せず、自社に提示された契約書で確認する項目です。

また、月1回の訪問という説明だけでは、訪問外の分析や資料作成まで含まれるかは分かりません。面談時間で月額を割る前に、契約全体でどの仕事を担うのかを見る方が、依頼先の比較に役立ちます。

経営研究会・セミナーは、個別支援と目的が違う

経営研究会は、業界の情報や他社の取り組みを学び、経営者同士で情報を交換する機会です。例えば宿泊ビジネス経営研究会では、講座に加えて経営者・幹部の情報交換の時間が案内されています。

自社の担当者が学んだ内容を施策へ落とし込めるなら、研究会が候補になります。一方、「評価制度を作り直したい」「新規事業の計画を具体化したい」など、自社固有の仕事を一緒に進めたい場合は、個別支援の内容を確認した方がよいでしょう。

セミナーは、特定のテーマを知る入口として使えます。参加を検討する際は、開催回ごとの料金、対象者、扱う内容を見ます。過去の開催ページが検索に出ることもあるため、金額だけでなく開催日も確認してください。

研究会やセミナーは、個別コンサルティングの安価な代替とは限りません。 情報を得たいのか、自社に合わせた設計や実行支援まで必要なのかによって、選ぶサービスが変わります。

船井総研には、どのような仕事を依頼できるのか

船井総研を検討する際は、業種に関する知見と、解決したい経営課題の両方から支援内容を見ると分かりやすくなります。同じ会社への依頼でも、売上拡大、新規事業、人事制度など、テーマによって必要な専門性と進め方が異なります。

業種に合った支援を探す

公式サイトでは住宅、不動産、医療、士業、製造業などの業種別メニューと、経営戦略、採用、育成、人事評価などの課題別メニューが案内されています。会社名だけで依頼先を判断するより、自社の業種と課題に近いサービスを見る方が、相談内容を具体化できます。

例えば、売上を伸ばしたいという悩みでも、店舗への来客を増やしたい会社と、既存顧客への追加提案を増やしたい会社では、必要な取り組みが違います。自社に近い商流や顧客層を扱った支援かどうかが、提案を理解する材料になります。

同業他社の方法を学べることには価値があります。ただ、そのまま導入できるとは限りません。人員、地域、設備、顧客層が違えば、取り入れる部分と変える部分が出てきます。相談時には、他社の成功例を聞くとともに、自社で実行する際に何を変えるのかまで説明を求めるとよいでしょう。

月次支援とプロジェクト型を分けて考える

公式FAQでは、主な支援形態として月次支援型とプロジェクト型の2つが示されています。

月次支援型は、継続的に課題や進捗を扱いたい場合の候補です。施策を動かす中で結果を振り返り、次の取り組みを決めるような支援を求めるなら、会議の頻度だけでなく、会議と会議の間にどのような支援を受けられるかが判断材料になります。

プロジェクト型は、一定期間の調査・分析・提案を区切って依頼する形です。何を完成させるか、そのために自社から何の情報を提供するか、納品後の対応はどこまでかを決めておくと、契約の範囲が明確になります。

ここで注意したいのは、契約形態だけで実行支援の深さは決まらないことです。月次支援ならすべてを代行してくれる、プロジェクト型なら提案書だけで終わる、と判断せず、成果物と担当業務まで確かめます。

出典:船井総研の公式FAQ

船井総研の評判は?利用企業の声から分かること

確認した公式事例には、人事制度の運用を通じて、キャリアの見通しや店舗間の連携が改善したという声があります。ただし、これらは船井総研が掲載する利用企業の事例です。全顧客の満足度や、第三者による評価を示すものとは分けて読みます。

評判を見るときに知りたいのは、良かったという感想だけでなく、その会社がどんな課題を抱え、何を支援してもらったかですよね。具体的な事例を一つ見てみます。

人事制度の作成から運用・見直しまで支援した事例

公式の人事評価制度策定ページには、自動車販売・整備を行う羽中田自動車工業の事例が掲載されています。社員が増えて社長だけでは一人ひとりを把握しにくくなり、公平に評価する仕組みを求めたことが導入の背景として説明されています。

支援では、社内メンバーと経営陣も参加して評価項目を検討し、賃金との接続、制度の運用、別部門への展開を進めています。同社は得られた変化として、社員のキャリアの可視化や店長の成長、店舗間の連携を挙げています。

出典:船井総研・人事評価制度策定コンサルティング/羽中田自動車工業の事例(2026年10月23日確認)

この事例からは、制度の設計に加えて、使いながら見直す支援の例があると分かります。自社でも同じ内容を依頼したいなら、評価項目の作成に誰が参加し、初回の評価後にどこまで修正を支援してもらえるかを確かめると、相談が具体的になります。

一方、この掲載内容だけでは、支払った費用や、改善までに要した工数は分かりません。事例と同じ変化を期待する場合も、自社の費用対効果は別に検討する必要があります。

「悪い評判」は、発信者と対象サービスを確かめる

社名で検索すると、依頼した企業の声だけでなく、従業員や転職希望者に向けた情報も出てきます。社員の働き方に対する評価を、そのまま顧客向けサービスの評価へ置き換えることはできません。

また、「料金が高い」「提案が自社に合わなかった」という記述を見かけた場合も、契約したサービス、依頼内容、時期が分からなければ、自社にも当てはまるかは判断しにくいものです。不満の強さだけでなく、何を期待していて、実際にどの部分が満たされなかったのかを見ます。

今回確認したミツモアの船井総研紹介ページは、口コミ欄が投稿なしとなっていました。そのページのサービス解説を、利用者による好評価として数えることもできません。

出典:ミツモア・船井総研の経営コンサルティング(2026年10月23日確認)

確認できる声が限られる段階で、評判が良い・悪いと一括りに断定するのは難しいところです。気になる内容があれば、自社の提案で同じ問題が起きない条件になっているかを確かめる方が、依頼の判断につながります。

担当者との相性は、実際の課題への回答で見る

話しやすさは相談を続けるうえで大切です。ただ、それだけで担当者を判断すると、契約後に「話は分かるけれど、何をすればよいか決まらない」ということも起こり得ます。

例えば「若手が育たない」と相談したとき、研修の案内に進む前に、任せたい仕事、現時点でできていないこと、上司の関わり方を聞いてくれるか。逆に、自社が十分な情報を出していないのに、短期間で成果が出ると言い切られたなら、その根拠を確認した方がよいでしょう。

担当者の説明から、自社の何を見て提案しているのかが分かるかがポイントです。最初の面談で完成した解決策を求める必要はありませんが、何を調べ、どの順番で判断するかが共有できると、依頼後の動きを想像しやすくなります。

人事制度・育成の支援について相談する

コンサル料に見合うかは、成果と役割を決めて考える

料金が予算内でも、何が変われば投資に見合うのかが曖昧なままでは、契約後の評価ができません。ここからは船井総研の料金条件ではなく、依頼を判断するための考え方として説明します。

契約前に決めたいのは、期待する成果、その成果に向けて行う仕事、社内と外部の役割です。 この3つがつながっていれば、支援の不足と社内の実行上の問題を分けて振り返れます。

売上だけでなく、投資後に残る利益を考える

売上拡大を目的に依頼するなら、増えた売上からどれくらい利益が残るかを見る必要があります。追加の売上があっても、広告費や人件費が同じくらい増えれば、投資を回収できないからです。

計算の考え方を示すため、コンサル料を年360万円、施策を実行する追加費用を年120万円と仮定します。必要な投資は合計480万円です。追加売上に対して残る限界利益率を30%と置くと、単純な回収目安となる追加売上は年1,600万円です。

480万円÷30%=1,600万円という計算です。限界利益は、売上から、その売上に連動して増える仕入れなどの費用を差し引いたものを指します。ここでは追加費用120万円と、利益率の計算で差し引く費用が重複しない前提にしています。

これは説明用の仮定で、船井総研の成果見込みや推奨予算ではありません。実際には売上が立つまでの期間、追加人員の必要性、契約終了後にも残る効果を含めて見積もります。例えば初年度に仕組みを作る場合は、初年度だけで回収する計画なのか、翌年度以降も含めて考えるのかで判断が変わります。

計算すると必要な売上が現実的でないと分かったなら、支援範囲を絞るか、別の課題から着手する判断が必要です。「有名な会社だから成果が出るはず」で、この確認を飛ばさないことが大切です。

人事の支援では、現場で起きる変化も成果にする

人事評価制度や育成の支援は、契約直後の売上だけでは成果を捉えにくい領域です。それでも、「制度ができた」「研修を受けた」で評価を終えると、使われない仕組みに費用を払い続けることになります。

例えば、評価者によって判断が大きく違い、社長が毎回すべてを調整している会社なら、目指す変化は評価シートの完成だけではありません。評価者が具体的な仕事の事実に沿って説明でき、調整が必要な項目を絞れるようになることも成果です。

この場合は、導入前の評価調整にかかる時間、根拠が不足して差し戻した件数、社員面談で説明できなかった項目などを記録しておきます。運用後に同じ場面を振り返れば、制度の変更が実務に役立ったかが分かります。

ただし、差し戻しが減っただけで評価の質が上がったとは言えません。確認自体を省略していないか、評価理由が具体的になったかも合わせて見ます。数字を減らすことと、本来解決したかった問題が改善することを混同しないためです。

採用支援であれば、応募総数だけでなく、必要条件に合う応募、面接、採用までを追います。研修であれば、受講者の感想に加えて、対象の仕事で何ができるようになったかを確かめます。依頼するテーマに合わせて、成果の見方も変える必要があります。

コンサルタントと自社の仕事を分ける

支援を受けても、社内の判断まで外部に任せきりにはできません。人事評価であれば、社員に期待する役割や処遇についての方針は、経営側が決める必要があります。

一方で、専門性が必要な設計や、担当者だけでは進めにくい整理を依頼する価値はあります。例えば評価制度の見直しなら、次のように業務を分けて相談できます。これは役割を決めるための例であり、特定サービスの標準契約ではありません。

仕事 自社で担うことの例 外部へ依頼することの例
役割・評価基準を決める 事業方針と各職種への期待を決める 職種・等級ごとの基準案を作り、矛盾を点検する
評価者に伝える 説明の時間を確保し、方針を伝える 説明資料や具体的な採点例を用意する
初回の評価を進める 仕事の事実を集め、評価・面談を行う 判断が割れた項目を整理し、基準修正を支援する

自社の担当者が決まっていても、通常業務で手いっぱいなら、予定どおり進まない可能性があります。担当者の名前だけでなく、必要な時間を確保できるかまで確認します。

余力が足りなければ、最初に対象部署や評価項目を絞る、外部へ依頼する作業を増やす、開始時期を変える、といった選択が必要です。契約後に努力で埋める前提にせず、実行できる計画にしてから始める方が、支援費を生かせます。

継続するかは、最初に決めた時点で振り返る

継続判断では「支援・行動・変化」を順に確かめる
予定した支援は行われたか契約した仕事と実施内容を確認

自社は必要な行動を取れたか人手や実行の難しさを確認

狙った変化が出たか打ち手と前提を見直す

成果を観察できる時点で振り返る。まだ結果が出る時期でなければ、待つ理由と次に確認することを決める。

継続判断の時期は、成果を観察できるまでの期間に合わせます。評価制度なら初回評価と面談が一巡した後、営業支援なら商談が受注に至る期間を踏まえた時点など、仕事の流れに沿って置きます。

振り返りでは、「予定した支援は行われたか」「自社は必要な行動を取れたか」「狙った変化が出たか」を分けます。行動できていなければ、原因は人手不足なのか、内容が難しすぎたのかを確かめます。予定どおり実行しても変化が出ていなければ、打ち手や前提を見直す段階です。

まだ結果が出る時期ではない場合も、待つ理由と次に確認するものを決めます。何も変えずに契約だけを延長するのではなく、継続する根拠と、次の期間で変える仕事を共有できることが重要です。

船井総研への相談が向く会社と、依頼内容を絞りたい会社

ここまでの情報から、船井総研は自社の業種に関する知見を取り入れながら、経営課題に取り組みたい会社の相談候補になります。ただし、依頼するテーマが広いほどよいとは限りません。自社の課題と実行体制に合わせて、相談の範囲を決めます。

業種の知見を取り入れて、事業を伸ばしたい会社

新しい店舗や事業を増やしたい、既存事業の伸び悩みを打開したいといった場面では、同業の支援経験が判断材料になります。自社だけで調べるのに時間がかかる商流や運営上の論点について、相談できる相手が必要な会社です。

この場合、相談前に完璧な計画書を作る必要はありません。現在の事業、困っている場面、目指す状態、使える予算を伝え、どの情報があれば提案を具体化できるかを聞くところから始められます。

提案を受けた後は、自社の既存の強みをどう使うかも見ます。新しい方法を入れることばかりに目が向くと、顧客に選ばれてきた理由や、現場に蓄積されたノウハウを生かせない可能性があります。外部の知見と自社の実情をつなげて議論できるかが、選ぶ際のポイントになります。

特定の人事課題を解決したい会社

「評価者による採点の差を減らしたい」「新人が一人で仕事を任せられるまでを支援したい」など、改善する対象が絞れている場合は、その領域の支援内容を比較します。

船井総研にも人事領域のサービスがあるため、会社全体のイメージだけで候補から外す必要はありません。そのうえで、人事に特化した支援会社と、同じ範囲で見積もりや担当者の経験を比べると違いが分かります。

例えば制度設計だけを比べるのか、評価者研修や初回運用まで含めるのかをそろえます。片方が設計のみ、もう片方が運用まで含む契約では、総額だけで高い・安いを判断できません。

依頼する範囲を詳しく整理したい方は、人事評価コンサルの支援内容と選び方も参考にしてください。

社内で動く時間を確保できない会社

課題が多く、担当者も手いっぱいの会社では、アドバイスを受けるだけの契約では進めにくい場合があります。この状態で必要なのは、社内の時間を確保するか、実務を担う支援まで契約に含めることです。

例えば採用の改善策が決まっても、応募者への連絡や面接の調整が滞れば、採用活動は進みません。会議で決まることと、日々発生する仕事を分けて、どこが不足しているのかを伝えます。

すべてを一度に解決しようとして予算が合わないなら、事業への影響が大きく、実行できる課題から着手します。支援の幅を広げる前に、最初の成果を出せる範囲を決める方が現実的です。

まとめ|料金と一緒に、依頼する仕事と成果を確かめる

船井総研のコンサル料は個別見積もりです。公開されている業種別の金額を予算の参考にしつつ、自社の契約では何をどこまで依頼できるのかを確認する必要があります。

評判については、公式事例から具体的な取り組みを知ることができます。ただし、他社の感想や成果だけで、自社の費用対効果までは決まりません。

相談前に整理したいのは、解決したい課題、期待する成果、社内で担える仕事の3つです。それを提案内容と照らし合わせれば、船井総研へ依頼するか、特定分野の支援を選ぶか、依頼範囲を絞るかを判断しやすくなります。

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ABOUT US
塔筋大樹株式会社Tsumugu代表取締役
同志社大学卒業後、地元金融機関へ新卒入社。その後、株式会社リクルートジョブズ(現リクルート)へ中途入社。求人広告営業として全国トップクラスの営業成績を収め、営業リーダーや代理店支援を担当。その後、Indeed特別認定パートナーの株式会社アド・イーグル執行役員として営業・人事・企画領域を管掌。現在は株式会社Tsumugu代表取締役として、中小企業の採用・育成・評価・定着に関する課題に対し、データとAIを活用した人事支援を行っている。