【2026年版】1on1ツール比較7選|無料・低価格・AI対応を中小企業向けに解説

1on1ツール7サービスを、料金・無料体験・AI支援・記録・次回アクション・実施状況で比較。

1on1を始めるだけなら、ExcelやNotion、Teamsでも十分です。日程を決め、話したことを残し、次回までのアクションを確認する。少人数であれば、この運用だけでも回せます。

問題は、1on1を続けるうちに「前回何を話したか思い出せない」「議事録はあるのに次回使われていない」「決めたアクションがそのままになる」「人事から実施状況が見えない」といった状態が起き始めたときです。

1on1ツールを選ぶときは、単に記録が残せるかではなく、前回の会話から今回のテーマ、次のアクション、実行確認までがつながるかを見ることが重要です。

この記事では、2026年8月31日時点の各社公式情報をもとに、1on1ツール7サービスを比較します。特に、専任の人事担当が少なく、マネージャーもプレイング業務を持つことが多い中小企業を想定し、料金だけでなく運用負荷やAIの使われ方まで整理します。

目次

結論|目的別に選ぶ1on1ツール早見表

1on1ツールにはそれぞれ得意分野があります。最初から機能数を比較するより、「自社で何を改善したいのか」から候補を絞るほうが選びやすくなります。

重視すること 比較候補 特徴
低コストで始め、適性検査もマネジメントに使いたい ツムイトHR 適性検査と過去の会話から、相手に合わせた1on1と次の行動につなげる
1on1そのものを本格的に改善したい Kakeai 1on1特化型。テーマや上司に期待する対応を事前に共有できる
AI要約や次回テーマまで支援してほしい TeamUp トピック提出、AI自動要約、次回テーマ、ToDo管理まで対応
性格や状態を踏まえ、AIで1on1を型化したい ミキワメAI マネジメント 性格・コンディション・目標進捗とAIを組み合わせて支援
人事評価や人材データもまとめて管理したい HRBrain 1on1だけでなく評価・サーベイなど人事機能をまとめやすい
目標・人材DBと1on1を連携したい HRMOSタレントマネジメント 人材DBや目標、Googleカレンダー、Slackなどと連携
心理状態を踏まえた関わり方を知りたい INSIDES 心理状態や性格タイプをもとにマネジメントを支援

大切なのは「一番多機能なサービス」を選ぶことではありません。議事録作成なのか、テーマ設定なのか、上司ごとのばらつきなのか、次のアクションなのか。自社が一番困っている場所を明確にしてから比較しましょう。

1on1ツールが必要な会社・まだ不要な会社

1on1を実施するからといって、必ず専用ツールが必要なわけではありません。

ExcelやNotionなどでも、前回の会話をすぐ確認でき、今回話すテーマを事前に考えられ、次回までのアクションが明確で、誰がどの程度1on1を実施しているか把握できているなら、急いでシステムを導入する必要はありません。

一方、複数のマネージャーが1on1を担当し始めると、運用は属人化しやすくなります。上司ごとに記録方法が違う、面談頻度が違う、話すテーマが違う。記録そのものは残っていても、次回の対話で活用されないケースもあります。

こうした状態になったら、1on1ツールを「面談を記録するシステム」ではなく、1on1を継続的に運用する仕組みとして検討する段階です。

1on1そのものの目的や基本的な進め方から整理したい場合は、1on1とは?目的・進め方・質問例・成功事例までわかりやすく解説も参考にしてください。

1on1ツール7サービスの料金・無料体験を比較

2026年8月31日時点で、各社公式サイトから確認できる情報を整理しました。料金を公開していないサービスは「要問い合わせ」としています。

サービス 公開料金 無料体験 タイプ
ツムイトHR 月額2万円〜(税抜)・初期費用0円 あり 中小企業向けHR SaaS
Kakeai 要問い合わせ 要問い合わせ 1on1特化型
TeamUp 要問い合わせ 15日間 1on1特化型
ミキワメAI マネジメント 要問い合わせ 要問い合わせ AI・マネジメント支援型
HRBrain 要問い合わせ 要問い合わせ タレントマネジメント一体型
HRMOSタレントマネジメント 要問い合わせ 14日間 タレントマネジメント一体型
INSIDES 1人あたり月額1,200円・初期費用0円 あり(条件は要問い合わせ) サーベイ・マネジメント支援型

料金や契約条件は変更される場合があります。税区分も各社の公式表記に準拠しているため、導入時には最新条件を確認してください。

50名の会社で使った場合の費用イメージ

公開料金が確認できるサービスだけで、50名全員が利用すると仮定して単純計算すると、ツムイトHRは50名まで月額2万円、年間24万円(税抜)です。INSIDESは1人あたり月額1,200円のため、50名の場合は月額6万円、年間72万円相当になります。

サービス 50名利用時の月額目安 年間目安
ツムイトHR 20,000円(税抜) 240,000円(税抜)
INSIDES 60,000円相当 720,000円相当

ただし、両サービスは提供する機能や支援範囲が異なるため、この金額だけで優劣は判断できません。あくまで、中小企業が導入予算を考えるための参考値として見てください。

料金だけでは分からない|1on1の運用フローで比較する

1on1ツールの機能一覧を見ると、「記録」「AI」「分析」と似た言葉が並びます。しかし、実務で差が出るのは、それぞれの機能が1on1の前後でどうつながっているかです。

比較するときは、相手を知る → 事前準備 → 1on1を実施 → 履歴を残す → 次回のテーマを決める → アクションを実行する → 管理側が運用状況を把握するという一連の流れで見ると分かりやすくなります。

サービス 事前準備・相手理解 記録・AI支援 次回への接続 管理側の可視化
ツムイトHR 適性検査から個人ごとのマネジメントポイントを確認 過去会話を履歴として活用 AIが次回テーマを提案し、アクションを表示 個人ごとの実施回数
Kakeai テーマと上司に期待する対応を事前共有 1on1特化の運用支援 継続的な対話を支援 プランに応じたデータ活用
TeamUp トピック事前提出 AI自動要約 次回テーマ案・ToDo管理 実施状況を分析
ミキワメAI マネジメント 性格・状態・目標進捗からAIが話題を提案 AI文字起こし・議事録 ネクストアクションを生成し進捗確認 1on1状況・実行度を可視化
HRBrain 1on1シートを標準化 面談履歴を蓄積 継続的に履歴管理 人事データとあわせて管理
HRMOSタレントマネジメント トピック共有・目標確認 実施記録を蓄積 目標管理と連携 実施率・頻度
INSIDES 心理状態・性格から推奨トピックを提示 1on1メモ 個別アドバイスを実行へつなげる 実施管理・組織分析

「AI対応」という言葉だけでも中身はかなり違います。文字起こしを自動化するAIもあれば、相手に合わせてテーマを考えるAI、次のアクションを決めるAIもあります。

自社で一番時間がかかっている工程を明確にしてから比較したほうが、必要以上に高機能なサービスを選ばずに済みます。

中小企業向け1on1ツール7選

1. ツムイトHR|適性検査と過去の会話を次のマネジメントにつなげる

ツムイトHRは、中小企業向けのHR SaaSです。1on1専用ツールではなく、適性検査などの社員データを入社後のマネジメントまで活用する設計になっています。

適性検査の結果から、個人ごとのマネジメントポイントを確認できます。そのうえで過去の会話をメモとして残しておくと、その履歴を踏まえてAIが次回のテーマを提案します。次回へのアクションも表示され、管理側では誰がどの程度1on1を実施しているか確認できます。

一方、自動で会話を文字起こしして議事録を作成する機能はありません。議事録作成そのものを自動化したい場合は、TeamUpやミキワメAI マネジメントなども比較したほうがよいでしょう。

50名まで月額2万円から利用できるため、機能量を増やすことより、適性データと1on1をつなぎ、決めたことを継続して実行することを重視したい中小企業に向いています。

2. Kakeai|1on1そのものの質を高めたい企業向け

Kakeaiは、1on1に特化したサービスです。

メンバーが事前に話したいテーマを整理し、上司にどのような対応を期待しているかも共有できます。アドバイスが欲しいのか、一緒に考えてほしいのか、まず話を聞いてほしいのかが分かるため、上司が自分のやり方だけで面談を進めることを防ぎやすくなります。

1on1を単なる記録ではなく、対話そのものから改善したい企業では比較候補になりやすいサービスです。

3. TeamUp|AI要約と次回テーマまでつなげたい企業向け

TeamUpは、1on1の事前準備から記録、振り返りまでを支援する1on1特化型サービスです。

部下が話したいトピックを事前提出でき、上司は話したい内容を把握してから面談できます。会話ログには生成AIによる自動要約を利用でき、次回のテーマやToDo管理までつなげられます。

「面談内容を記録する時間を減らしたい」「前回の話を次回につなげたい」という企業と相性がよいでしょう。15日間の無料トライアルも用意されています。

4. ミキワメAI マネジメント|性格・状態・行動をAIでつなぐ

ミキワメAI マネジメントは、社員の性格・コンディション・目標進捗を踏まえ、AIが1on1を支援するサービスです。

AIがメンバーに合わせた話題を提案し、会話を文字起こしして議事録とネクストアクションを生成します。次回の1on1では前回決めたアクションの進捗を確認でき、管理画面から1on1の実施状況や実行度も把握できます。

「何を話すか」「記録する」「次の行動を決める」「実行状況を見る」まで一連の流れをAIで支援してほしい場合には、有力な比較候補です。

5. HRBrain|1on1だけでなく評価や人材データもまとめたい企業向け

HRBrainは、1on1だけでなく、人事評価や人材データ、サーベイなどをまとめて管理できるHRシステムです。

1on1シートを活用して面談の型をそろえたり、面談履歴を人材情報とあわせて蓄積したりできます。

1on1だけを改善したいというより、評価制度や人材データ管理も含めて人事システム全体を整備したい企業に向いています。料金は利用人数や利用製品に応じた個別見積もりです。

6. HRMOSタレントマネジメント|目標・人材データと1on1をつなぎたい企業向け

HRMOSタレントマネジメントでは、1on1の実施記録を蓄積し、管理画面から実施率や頻度を確認できます。

事前に話したいトピックを共有できるほか、人材データベースと連携してメンバーの目標を確認しながら1on1を進められます。

GoogleカレンダーやSlackとの連携にも対応しているため、日程設定やリマインドの負担を減らしたい企業にも向いています。14日間の無料トライアルが提供されています。

7. INSIDES|部下の心理状態や性格を踏まえて対話したい企業向け

INSIDESは、心理状態や性格タイプを可視化し、マネジメントに活用するサービスです。

一人ひとりの状態に合わせた声かけや関わり方を考える材料を提供し、1on1のテーマ設定や実施管理にも活用できます。

自動議事録よりも、「今このメンバーに何を聞くべきか」「どのように関わるべきか」を支援してほしい企業に向いています。公式料金は1人あたり月額1,200円で、初期費用は0円です。

中小企業が1on1ツールを選ぶ5つの基準

1. まず「何を改善したいか」を決める

ツール導入でありがちな失敗は、機能一覧を見て選び始めることです。

議事録作成を楽にしたいのか、何を話すか考える負担を減らしたいのか、上司ごとの差を小さくしたいのか、人事が実施率を把握したいのか、決めたアクションを次回まで追いたいのか。同じ1on1でも課題は違います。

一番困っていることを先に決め、その問題を最も少ない工数で解決できるサービスを選びましょう。

2. 上司の準備・記録時間を確認する

中小企業では、管理職がプレイヤーを兼務していることも少なくありません。

多機能でも、毎回入力に時間がかかれば定着しません。トライアルやデモでは「1on1前に何分必要か」「終了後に何を入力する必要があるか」まで確認してください。

3. AIがどこを支援するのかを見る

「AI搭載」だけでは比較できません。事前準備を支援するAI、文字起こしをするAI、議事録を要約するAI、ネクストアクションを提案するAIでは役割が異なります。

自社で一番負担になっている工程にAIが使われているかを見ることが重要です。

4. 人事・管理者から運用状況を確認できるか

1on1を複数部署へ広げる場合、人事側から「実施されているか」が見えないと、結局マネージャー任せになります。

実施回数や頻度を確認できるか、誰にフォローが必要か判断できるかなど、管理側の画面も確認しましょう。

5. 1on1以外の人材データとつなげる必要があるか

1on1だけを改善するなら専用型が分かりやすい一方、人事評価、目標管理、適性検査、サーベイなどと一緒に使いたい場合は、人事機能一体型のほうが運用しやすい場合があります。

1on1で何を話すか、質問の組み立て方自体を改善したい場合は、部下のモチベーション向上と業務改善ができる!1on1の質問設計も参考にしてください。

実際の運用で分かった「議事録を残すだけでは足りない」

実際にマネージャーへ1on1を運用してもらう中で、分かりやすいケースがありました。

そのマネージャーは、以前から1on1の議事録をきちんと残していました。つまり、「記録していない」ことが問題だったわけではありません。

ただ、次回の1on1で、その議事録を見返す習慣がありませんでした。

結果として記録は増えていくものの、前回何を話したのか、何を決めたのか、次に何を確認するのかは、人の記憶に依存していました。

ツムイトHR上に過去の会話内容を残すようにすると、履歴を次回のテーマやアクションへ接続しやすくなりました。

ツムイトHR自体に自動議事録機能はありません。すでに作った議事録やメモを貼り付け、履歴として利用する仕組みです。それでも過去の内容が同じ場所に残り、次のテーマやアクションにつながれば、「議事録を取っただけ」で終わる状態を防ぎやすくなります。

この経験から、1on1ツールを見る際には、議事録を作れるかだけでなく、その記録を次回の行動に使えるかまで確認することが重要だと考えています。

Excel・Notion・Teamsで十分なケースもある

専用ツールを使わなくても、1on1は始められます。

最初は「前回決めたアクション」「今回話したいテーマ」「今回のメモ」「次回までのアクション」の4点を、一つのシートに残すだけでも構いません。

上司と部下が毎回それを確認できるなら、十分に運用できます。

専用ツールを検討するタイミングは、社員数だけでなく管理の複雑さで判断したほうがよいでしょう。

マネージャーが増える。記録場所が分かれる。実施率が分からなくなる。過去ログを探す時間が増える。こうした状況が出始めると、専用ツールを導入する効果が大きくなります。

1on1を組織として運用する方法については、1on1のやり方|続けても部下が育たない3つの原因と改善方法でも詳しく解説しています。

AI搭載の1on1ツールで何が変わる?

AIが普及すると、「1on1もAIに任せればよいのでは」と考えたくなります。しかし、1on1の中心は上司と部下の対話です。

AIが特に役立つのは、その前後です。

  • 過去の会話から今回のテーマ候補を出す
  • 相手の性格や状態を踏まえて関わり方を考える
  • 会話内容を文字起こし・要約する
  • 次回までのアクションを整理する
  • 前回決めたことを次回に確認する

この部分をAIへ任せれば、マネージャーは「何を話すか思い出す」「議事録を整理する」といった作業より、目の前の相手との対話に時間を使えます。

AI機能を比較するときも、「AIあり・なし」ではなく、準備・記録・行動のどこをAIが支援するのかを見ることが重要です。

適性検査の結果を1on1や入社後のマネジメントに活かす考え方は、採用で終わらせない!中小企業が適性検査を定着まで活かす3つの設計で詳しく解説しています。

1on1ツールに関するよくある質問

1on1ツールは無料で使えますか?

無料トライアルを提供しているサービスはあります。今回比較した中ではTeamUpは15日間、HRMOSタレントマネジメントは14日間の無料トライアルを案内しています。ツムイトHRも1on1機能を含めて無料で試すことができます。

無料期間では、機能数を見るだけでなく、実際のマネージャーに操作してもらい、事前準備や記録にどの程度時間がかかるかまで確認することをおすすめします。

ExcelやNotionでも1on1は管理できますか?

できます。人数が少なく、記録場所が統一され、前回のアクションを毎回確認できているなら、専用ツールを使わなくても運用できます。

マネージャーが増えて管理方法がバラバラになったり、人事から実施状況が見えなくなったりした段階で専用ツールを検討するとよいでしょう。

1on1ツールは50名未満の会社にも必要ですか?

社員数だけでは決まりません。30名でも複数の管理職が別々のやり方で1on1を実施していれば、ツールの価値はあります。一方、100名でも一つのルールで問題なく管理できていれば、すぐに導入する必要はありません。

人数よりも、記録の分散、実施状況の把握、アクション管理などにどれだけ負荷が出ているかで判断してください。

まとめ|1on1ツールは自社の運用課題から選ぶ

1on1ツールには、1on1専用型、タレントマネジメント一体型、サーベイ型、AIマネジメント型などさまざまな種類があります。

比較するときに大切なのは、多機能なサービスを選ぶことではありません。自社の1on1で詰まっている場所を特定し、そこを少ない工数で解決できるサービスを選ぶことです。

ツムイトHRでは、適性検査から一人ひとりのマネジメントポイントを確認し、過去の会話を次回のテーマやアクションへつなげられます。また、誰がどの程度1on1を実施しているかも確認できます。

自動文字起こしや自動議事録が最優先であれば、他のサービスのほうが向いているケースもあります。一方、適性検査で相手を知り、過去の会話を残し、次に何をするかまでつなげたい中小企業であれば、ツムイトHRも比較候補の一つです。

ツムイトHRの1on1機能は無料で試すことができます。

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ABOUT US
塔筋大樹株式会社Tsumugu代表取締役
同志社大学卒業後、地元金融機関へ新卒入社。その後、株式会社リクルートジョブズ(現リクルート)へ中途入社。求人広告営業として全国トップクラスの営業成績を収め、営業リーダーや代理店支援を担当。その後、Indeed特別認定パートナーの株式会社アド・イーグル執行役員として営業・人事・企画領域を管掌。現在は株式会社Tsumugu代表取締役として、中小企業の採用・育成・評価・定着に関する課題に対し、データとAIを活用した人事支援を行っている。