OfferBoxは中小企業でも採用できる?料金・評判と成果を出す運用方法

OfferBoxの評判は本当?中小企業が新卒ダイレクト採用で成果を出す方法を解説

「新卒採用を始めても、知名度が低く学生からの応募が集まらない」「ナビサイトでは、採用したい学生になかなか出会えない」。

このような悩みを抱える中小企業にとって、企業側から学生へ直接アプローチできるOfferBox(オファーボックス)は、有力な選択肢の一つです。

一方で、OfferBoxについて調べると「自社に合う学生と出会えた」という評判だけでなく「オファーを作成する手間がかかる」「送っても承認されないことがある」といった声も見つかります。

結論からいうと、OfferBoxは、知名度に頼らず学生との接点をつくりたい中小企業に向いているサービスです。ただし、登録しただけで応募が集まる求人媒体ではありません。学生の選定、オファー文の作成、承認後のフォローまで継続して取り組めるかどうかで成果が変わります。

本記事では、企業側から見たOfferBoxの評判、料金プラン、メリット・デメリットを整理したうえで、中小企業が新卒採用につなげるための運用方法を解説します。

記事の要約
  • OfferBoxは、企業から学生へ直接オファーを送れる新卒採用サービス
  • 知名度が低く、ナビサイトだけでは応募を集めにくい中小企業と相性がよい
  • 早期定額型は3名75万円から、成功報酬型は1名45万円
  • 学生を選びやすい一方、検索や個別オファーの作成には工数がかかる
  • 成果を出すには、採用ターゲット、オファー文、承認後のフォローを設計する必要がある
目次

OfferBoxとは?企業から学生へ声をかける新卒採用サービス

OfferBox(オファーボックス)

OfferBoxは、株式会社i-plugが運営する新卒向けのダイレクトリクルーティングサービスです。企業が登録学生のプロフィールを検索し「会ってみたい」と思った学生へ直接オファーを送れます。

学生からの応募を待つナビサイトとは異なり、企業側から採用活動を始められるのが大きな特徴です。

比較項目 ナビサイト OfferBox
企業と学生の接点 学生からの応募を待つ 企業から学生へオファーする
企業の探され方 企業名や条件などで検索される 学生のプロフィールから企業が探す
知名度の影響 比較的受けやすい 企業側から接点をつくれる
主な運用業務 求人情報の掲載、応募者対応 学生検索、オファー作成、承認後のフォロー

OfferBox公式が公表しているデータでは、2026年卒の登録学生数は238,319人、2027年卒も2026年1月末時点で15万人を超えています。累計企業登録数は同時点で22,061社です。

ただし、企業登録数には、過去にアカウントを開設し、現在は利用していない企業が含まれる場合があります。「登録企業数」と「現在利用している企業数」は同じではない点に注意が必要です。

学生のプロフィールや自己PR、希望条件などを確認してからオファーできるため、応募数を広く集めるというより、自社に合いそうな学生を探して接点をつくる採用手法といえるでしょう。

OfferBoxの良い評判

OfferBoxの評判を確認すると、企業側からは「求める学生を探しやすい」「これまで出会えなかった学生へアプローチできた」といった評価が見られます。

ここでは、OfferBox公式の導入事例や、法人向けIT製品の口コミサイトなどで見られる評価をもとに、良い評判を整理します。口コミは利用企業の個別の感想であり、すべての企業で同じ成果が出るとは限りません。

求める学生を絞り込んでアプローチできる

OfferBoxでは、学生の基本情報だけでなく、自己PR、学生時代の経験、希望条件などを確認したうえでオファーを送れます。

第三者の口コミサイトでも「登録学生の志向や属性が分かりやすい」「求める学生を絞って届けやすい」といった趣旨の評価が見られます。

ナビサイトでは、応募が来るまで自社に関心を持つ学生が分かりません。OfferBoxなら、企業側で条件を設定して学生を探せるため、採用したい人物像が明確な企業ほど活用しやすくなります。

知名度が低くても学生との接点をつくれる

中小企業の新卒採用では、企業名を知られていないことが応募の壁になります。学生が企業名や業界から応募先を探す場合、知名度の高い企業へ関心が集まりやすいためです。

OfferBoxでは、企業が先に学生を見つけ、自社を知ってもらうきっかけをつくれます。BtoB企業や地方企業、一般消費者との接点が少ない企業にとっても、採用候補となる学生へ直接魅力を伝えられます。

OfferBox公式サイトによると、OfferBox経由で就職した学生のうち、サービス上で選択していた第一志望業界とは異なる業界へ就職した割合は72%です。学生が当初想定していなかった業界や企業でも、オファーをきっかけに選択肢へ入る可能性があることを示しています。

自社と相性のよい学生を検討しやすい

OfferBoxには適性検査「eF-1G」が標準搭載されています。自社で活躍している社員の受検結果と学生の結果を比較し、学生を探す際の参考情報として活用できます。

ただし、適性検査だけで活躍や定着を予測できるわけではありません。面接で確認した内容や本人の経験、仕事への志向、配属予定の職務要件などと組み合わせて判断することが重要です。

担当者から運用の支援を受けられる

OfferBoxの料金プランには専任担当者によるサポートが含まれています。第三者の口コミでも、担当者から運用に関する助言を受けられる点を評価する声があります。

初めてダイレクトリクルーティングへ取り組む場合、学生の検索条件やオファーの送り方が分からず、手が止まってしまうことがあります。担当者へ相談できることは、運用を立ち上げる際の安心材料になるでしょう。

OfferBoxの悪い評判・注意点

OfferBoxには良い評判がある一方、運用の負担やオファーの反応に関する不満も見られます。導入後に「想像していたサービスと違った」とならないよう、注意点も確認しておきましょう。

学生の検索とオファー作成に時間がかかる

OfferBoxは、求人情報を掲載して待つサービスではありません。学生のプロフィールを確認し、オファーする相手を選び、相手に合わせた文章を作成する必要があります。

口コミでも「以前よりオファー文を作成する手間が増えた」といった趣旨の声があります。学生一人ひとりへ丁寧にアプローチできることはメリットですが、その分だけ採用担当者の工数がかかります。

特に採用担当者が総務や労務を兼任している中小企業では、誰が、いつ、何件送るのかを決めておかないと、契約後に運用が止まりかねません。

オファーを送っても承認されるとは限らない

自社が会いたいと考える学生には、競合企業からもオファーが届いている可能性があります。そのため、オファーを送れば必ず返信や承認を得られるわけではありません。

第三者の口コミにも「オファーを送っても反応がないことがある」といった意見があります。

会社紹介をそのまま貼り付けるだけでは、学生に「なぜ自分に届いたのか」が伝わりません。プロフィールのどこに興味を持ったのかを具体的に示し、その経験が自社の仕事でどのように活かせるのかまで説明する必要があります。

採用条件によっては学生を見つけにくい

OfferBoxの登録学生数が多くても、自社が求める地域、専攻、資格、職種の学生が十分に登録しているとは限りません。

たとえば、勤務地を限定した専門職や、取得者が少ない資格を必要とする職種では、検索対象となる学生が少なくなる可能性があります。

導入前には、採用したい学生がどの程度登録しているのか、営業担当者へ確認することが重要です。サービス全体の登録者数だけで判断せず、自社の採用条件に該当する学生数を確認しましょう。

承認後のフォローにも工数が必要になる

オファーが承認された時点では、学生が入社を希望しているとは限りません。「話を聞いてみたい」という段階の学生もいるため、面談や説明会を通じて相互理解を深める必要があります。

承認後の連絡が遅かったり、その後の接点が途切れたりすると、学生の関心はほかの企業へ移ってしまいます。学生と出会うまでだけでなく、選考、内定、入社までのフォロー体制が必要です。

OfferBoxの料金プラン

OfferBoxの早期定額型と成功報酬型の料金プラン
OfferBoxには、早期から学生へアプローチする「早期定額型プラン」と、採用が決まった段階で費用が発生する「成功報酬型プラン」があります。

以下は、OfferBox公式サイトで公表されている税抜価格です。料金や利用条件は卒業年度によって変更される可能性があるため、契約前に最新の資料を確認してください。

比較項目 早期定額型プラン 成功報酬型プラン
料金 3名採用の場合75万円 1名採用につき45万円
初期費用 定額料金が発生 0円
利用可能期間 最長24か月 最長13か月
オファー枠 3名採用の場合120枠 採用予定1名につき40枠
適性検査 既存社員30名まで無料 既存社員30名まで無料
サポート 専任担当者によるサポート 専任担当者によるサポート
内定承諾後の辞退 成功報酬が発生した採用分は全額返金 成功報酬を全額返金
向いている企業 早期から複数名を採用したい企業 初期費用を抑えて始めたい企業

早期定額型プランは、3名75万円、5名125万円、10名250万円です。単純に採用人数だけを比較すると、3名を成功報酬型で採用した場合は135万円になるため、複数名を採用する企業では早期定額型のほうが費用を抑えられる可能性があります。

ただし、早期定額型は、入社合意枠を超えて採用した場合に別途成功報酬が発生します。また、成功報酬型は就職活動が本格化する3月以降のアプローチを想定したプランです。

料金だけでなく、採用予定人数、利用を開始したい時期、社内で確保できる運用工数を含めて選ぶことが大切です。

出典:OfferBoxの料金プラン

関連記事:新卒採用コンサルティングとは?支援内容・採用代行との違い・選び方を解説

OfferBoxが中小企業に向いている理由

OfferBoxは大手企業だけのサービスではありません。採用したい学生へ企業側から接点をつくれるため、知名度だけでは応募を集めにくい中小企業にも活用する余地があります。

企業名を知らない学生にもアプローチできる

ナビサイトでは、学生が企業を見つけて求人情報を読み、応募する必要があります。会社名や商品名が知られていない中小企業は、求人情報を見てもらう段階で不利になりやすいでしょう。

OfferBoxなら、学生の認知を待たず、企業側から自社を紹介できます。業界や仕事内容に対する先入観を持っている学生にも、事業の社会的な役割や仕事の面白さを直接伝えられます。

応募数よりも採用ターゲットとの接点を重視できる

応募数が多くても、採用条件に合わない学生ばかりでは、書類選考や連絡に時間がかかります。

OfferBoxは、学生のプロフィールを確認してからアプローチするため、母集団の数だけでなく、採用ターゲットとの接点を重視したい企業に向いています。

ただし、求める人物像が曖昧なままでは、誰にオファーすべきか判断できません。導入前に、学歴や専攻だけでなく、どのような経験、志向、行動特性を持つ学生と会いたいのかを整理する必要があります。

経営者や現場社員との距離の近さを活かせる

中小企業は、採用専任者の人数では大手企業に及ばない場合があります。一方で、経営者や配属先の社員が早い段階から学生と話しやすいことは強みになります。

オファー承認後の面談に経営者や現場社員が参加し、事業への思いや仕事内容を直接伝えることで、採用サイトだけでは伝わらない魅力を届けられます。

OfferBoxが向いている企業

OfferBoxが向いている企業と導入前に確認したい運用体制
OfferBoxの特徴を踏まえると、次のような企業に向いています。

  • 知名度が低く、ナビサイトだけでは応募が集まりにくい
  • 採用したい学生の人物像がある程度明確になっている
  • 学生のプロフィールを読んで個別にオファーを作成できる
  • 早期から新卒採用を始めたい
  • 承認後の面談やフォローへ時間をかけられる
  • 採用人数よりも自社との相性を重視したい
  • 経営者や現場社員が採用活動に協力できる

特に「応募がまったくない」という企業だけでなく「応募はあるが、採用したい層と出会えない」という企業にも検討する価値があります。

OfferBoxが向いていない可能性がある企業

一方、次のような企業では、OfferBoxを導入しても十分に活用できない可能性があります。

  • 学生を検索したりオファーを書いたりする時間を確保できない
  • 求める人物像や採用条件が決まっていない
  • 求人情報を掲載するだけで応募を集めたい
  • オファー承認後すぐに対応できる担当者がいない
  • 中途採用や経験者採用が中心である
  • 特定地域や特殊な資格に対象を限定しており、該当学生が少ない
  • 短期間で大人数の母集団を形成したい

OfferBoxが向いているかどうかは、企業規模だけでは決まりません。採用する職種、勤務地、予定人数、開始時期、運用体制を踏まえて判断する必要があります。

OfferBoxで成果が出ない企業に見られる原因

OfferBoxを導入しても、すべての企業が採用できるわけではありません。採用条件と登録学生の相性が合わない場合もありますが、十分に運用できていないことが成果を妨げているケースもあります。

採用ターゲットが曖昧なまま検索している

求める人物像が「明るい人」「コミュニケーション能力が高い人」といった抽象的な言葉にとどまっていると、学生を検索する基準を決められません。

採用ターゲットを考えるときは、現在活躍している社員の共通点や、入社後に任せる仕事内容から逆算します。

  • どのような仕事を任せるのか
  • 仕事で必要になる知識や行動は何か
  • どのような経験を持つ学生と相性がよいか
  • 本人が仕事選びで重視する条件は何か
  • 入社後に育成できる部分と、入社時に必要な部分は何か

すべての条件を満たす学生だけを探すと対象が狭くなりすぎます。「必須条件」と「あると望ましい条件」を分けておきましょう。

オファーの送信数が少ない

オファー枠を契約しても、送信しなければ学生との接点は生まれません。日常業務を優先するうちに学生検索が後回しになり、契約期間だけが過ぎるケースがあります。

月単位の目標ではなく「毎週火曜日と木曜日に学生を検索する」「1週間に10件送る」など、担当者の予定へ落とし込むことが大切です。

オファー文を使い回している

同じ文章を多くの学生へ送ると、学生にとっては一斉送信のスカウトと変わりません。

すべてを書き直す必要はありませんが、少なくとも次の部分は学生ごとに変えましょう。

  • プロフィールのどこに興味を持ったのか
  • その経験をどのように評価したのか
  • 自社のどの仕事で活かせそうか
  • 最初の面談で何を話したいのか

学生の経験を褒めるだけでなく、自社との接点まで伝えることで「なぜ自分に届いたのか」が分かるオファーになります。

承認後の連絡が遅い

学生はOfferBoxだけでなく、ナビサイト、就職エージェント、ほかのスカウトサービスも利用しています。オファーが承認されても、企業からの連絡が遅ければ関心が薄れてしまいます。

承認されたら、できるだけ早く次の案内を送りましょう。最初から選考へ誘うのではなく、カジュアルな個別面談や少人数の説明会を用意すると、まだ志望度が高くない学生も参加しやすくなります。

採用条件や選考方法に問題がある

オファーの承認率が低い原因が、文章だけにあるとは限りません。給与、勤務地、休日、配属、転勤、選考回数などが、学生の希望と合っていない可能性もあります。

また、承認後の面談では魅力を伝えられていても、選考期間が長い、面接官によって説明が違う、結果連絡が遅いといった問題があれば、途中辞退につながります。

オファーの数や文章だけでなく、求人条件から選考、内定後のフォローまで一連の採用体験を確認することが重要です。

OfferBoxを成果につなげる運用方法

OfferBoxを中小企業の採用につなげるには、オファーを送る作業だけでなく、導入前の準備と承認後の対応を含めて設計する必要があります。

自社で活躍している社員を分析する

最初に確認したいのは「どのような学生が欲しいか」ではなく「現在、自社で活躍している社員にはどのような共通点があるか」です。

経歴や保有資格だけでなく、仕事への取り組み方、顧客との接し方、困難な場面での行動などを確認します。適性検査の結果も参考になりますが、上司による評価や本人へのヒアリングなど、複数の情報を組み合わせましょう。

学生を選ぶ基準を言葉にする

検索を担当する人によって選ぶ学生が変わらないよう、判断基準を共有します。

たとえば営業職であれば「体育会系の学生」といった大きなくくりではなく、次のように行動へ分解します。

  • 自分で目標を設定し、達成に向けて工夫した経験がある
  • 異なる意見を持つ相手と調整した経験がある
  • 失敗後に方法を見直して再挑戦している
  • 相手の話を聞き、課題を整理した経験がある

基準が具体的になれば、学生を検索しやすくなり、オファー文にも選んだ理由を書きやすくなります。

オファー文の基本部分と個別部分を分ける

毎回すべての文章を一から作成すると、運用の負担が大きくなります。会社紹介や面談案内などの基本部分は共通化し、学生を選んだ理由だけ個別に作成すると運用しやすくなります。

オファー文は、次の順番でまとめると伝わりやすくなります。

  1. プロフィールのどこを読んだのか
  2. どの経験や考え方に興味を持ったのか
  3. 自社の仕事とどのような接点があるのか
  4. 最初にどのような話をしたいのか
  5. 学生に取ってほしい次の行動

長い会社説明を送るよりも、まず「自分のプロフィールを読んでくれた」と感じてもらうことが重要です。

承認後は選考より相互理解を優先する

学生がオファーを承認した段階では、自社についてほとんど知らない可能性があります。最初から志望動機を求めたり、選考色の強い面接を行ったりすると、学生が離れてしまうことがあります。

最初の接点では、学生の経験や希望を聞きながら、事業内容、仕事内容、働く人、今後のキャリアを伝えましょう。企業が学生を見極めるだけでなく、学生にも自社を判断してもらう場として設計します。

経営者や現場社員に協力してもらう

採用担当者だけで企業の魅力を伝えるには限界があります。経営者から事業の将来を話してもらい、現場社員から実際の仕事内容や苦労を説明してもらうことで、学生は入社後を具体的に想像しやすくなります。

ただし、毎回多くの社員を集める必要はありません。「一次面談後に若手社員と30分話す」「選考途中に経営者との面談を設ける」など、参加するタイミングを決めておくと負担を抑えられます。

数値を記録して改善する

OfferBoxの成果を判断するときは、採用人数だけでなく、選考途中の数値も確認します。

  • 検索した学生数
  • オファー送信数
  • 開封数
  • 承認数と承認率
  • 面談設定数
  • 選考参加数
  • 内定数
  • 内定承諾数
  • 入社数

オファーを送っても承認されないなら、対象学生や文面を見直します。承認されても面談へ進まないなら、案内方法や日程調整を確認します。内定辞退が多いなら、選考中の情報提供や条件提示、内定後のフォローを改善する必要があります。

「採用できなかった」で終わらせず、どの段階で学生が離れているかを確認することが改善の第一歩です。

新卒採用やOfferBoxの運用に関するご相談はこちら

OfferBoxの運用を年間スケジュールへ組み込む

OfferBoxは、時間が空いたときだけオファーを送る運用では安定しません。新卒採用全体の年間スケジュールへ組み込んでおきましょう。

時期 主な取り組み
大学3年生の春から初夏 採用ターゲットの整理、活躍社員の分析、オファー開始、仕事体験の案内
大学3年生の夏から秋 インターンシップ、個別面談、会社説明、現場社員との接点づくり
大学3年生の秋から冬 早期選考、定期的な情報提供、経営者との面談
大学3年生の3月以降 本選考、内定出し、意思決定に必要な情報の提供
大学4年生の春以降 内定者面談、社員交流、入社前フォロー

実際の開始時期は卒業年度や採用職種によって異なります。採用競合の動きが早い職種では、学生が動き始めてから準備するのでは間に合いません。

採用担当者が兼任の場合は、学生検索、オファー作成、面談、選考連絡を誰が担当するのかも決めておきましょう。

OfferBoxを導入したものの、学生検索やオファー作成に手が回らない場合は、採用代行を活用する方法もあります。

関連記事:RPO(採用代行)とは?委託できる業務・費用・メリットと選び方を解説

OfferBoxとほかの新卒ダイレクトリクルーティングを比較するポイント

新卒向けのダイレクトリクルーティングには、OfferBoxのほかにも、キミスカ、dodaキャンパス、ONE CAREERのスカウトサービス、理系学生に強いLabBaseなどがあります。

サービスごとに登録学生の属性、料金、オファー方法、得意とする職種が異なるため、知名度だけで選ばないことが大切です。

比較項目 確認する内容
登録学生 自社が採用したい卒年度、地域、専攻、職種志向の学生がいるか
プロフィール 経験や志向を判断できる情報が掲載されているか
検索機能 自社の採用条件で学生を絞り込めるか
オファー 送信可能数、送信方法、枠の復活条件はどうなっているか
料金 定額型か成功報酬型か、追加費用が発生する条件は何か
適性検査 標準機能か、別料金か、どのように活用できるか
サポート 導入時や運用中にどこまで支援してもらえるか
社内工数 学生検索、文面作成、日程調整にどの程度の時間が必要か

理系の専門職だけを採用したい企業と、文理を問わず幅広く営業職を採用したい企業では、適したサービスが異なります。

まずは「応募数が足りないのか」「採用したい層から応募がないのか」「選考途中で辞退されているのか」を整理し、自社の課題に合うサービスを選びましょう。

適性検査は合否だけでなく面談にも活用する

OfferBoxに搭載されている適性検査は、学生を機械的に合否判定するためだけのものではありません。

たとえば、適性検査の結果から気になる特徴が見られた場合、面談で学生の経験を聞き、実際の行動と照らし合わせられます。また、入社後の配属やコミュニケーション方法を考える際の参考情報にもなります。

ただし、検査結果は一定の条件下で示された傾向です。数値だけで学生の可能性を決めつけず、面談や選考で得た情報と合わせて判断してください。

関連記事:ミキワメAIとは?適性検査で分かること・導入メリット・中小企業の活用ポイント

OfferBoxの運用に悩んだら外部支援も検討する

OfferBoxは、中小企業でも学生との接点をつくれるサービスです。しかし、採用ターゲットが決まっていない状態で導入すると、誰にオファーを送るべきか判断できません。また、採用担当者の工数が足りなければ、検索や送信が途中で止まってしまいます。

株式会社Tsumuguでは、採用課題の整理から、求める人物像の設計、採用手法の選定、選考・フォロー体制の改善まで、企業の状況に合わせた採用支援を行っています。

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OfferBoxに関するよくある質問

知名度の低い中小企業でもオファーは承認されますか?

知名度が低い企業でも承認される可能性はあります。OfferBoxは企業から学生へ声をかけられるため、学生が知らなかった企業も就職先の候補に入れられるからです。

ただし、会社名を知らせるだけでは十分ではありません。プロフィールを読んだうえで、学生のどこに興味を持ったのか、自社の仕事とどのような接点があるのかを伝える必要があります。

OfferBoxは無料で利用できますか?

企業向けには早期定額型プランと成功報酬型プランがあります。成功報酬型は初期費用0円ですが、学生が内定を承諾した時点で1名につき45万円の成功報酬が発生します。

契約条件や料金は変更される可能性があるため、最新の公式資料を確認してください。

オファーは何件送れば採用できますか?

採用に必要な送信数は、職種、勤務地、採用条件、学生を選ぶ基準、オファー文、送信時期によって異なります。そのため「何件送れば1名採用できる」と一律にはいえません。

最初から採用数だけを見るのではなく、送信数、承認率、面談設定率、選考参加率、内定率を記録し、自社の実績から必要数を計算しましょう。

採用担当者が兼任でも運用できますか?

兼任でも運用できますが、学生検索やオファー作成の時間を予定に組み込む必要があります。誰が学生を探し、誰が文章を確認し、誰が承認後に連絡するのかを決めておきましょう。

社内で時間を確保できない場合は、対象学生の選定やオファー送信など、運用の一部を外部へ依頼する方法もあります。

適性検査の結果だけで学生を選んでもよいですか?

適性検査の結果だけで合否を決めることはおすすめできません。検査結果は、学生の特性を理解するための参考情報の一つです。

プロフィール、面談での発言、過去の経験、希望する働き方、職務要件などと組み合わせて判断しましょう。

ナビサイトをやめてOfferBoxへ一本化すべきですか?

必ずしも一本化する必要はありません。ナビサイトは幅広く応募を集める手段、OfferBoxは企業が会いたい学生へ直接アプローチする手段として、役割が異なります。

ナビサイト、合同説明会、採用サイト、ダイレクトリクルーティングなどを組み合わせ、どの経路から採用につながっているかを確認することが大切です。

まとめ

OfferBoxは、企業から学生へ直接オファーを送れる新卒向けのダイレクトリクルーティングサービスです。企業名を知られていなくても学生との接点をつくれるため、ナビサイトだけでは応募を集めにくい中小企業にも活用する余地があります。

一方で、学生の検索や個別オファーの作成、承認後のフォローには一定の工数がかかります。採用担当者が兼任している場合は、導入前に担当者と運用時間を決めておかなければなりません。

成果を出すために重要なのは、採用したい人物像を明確にし、学生を選んだ理由が伝わるオファーを送り、承認後も継続して関係をつくることです。採用条件や選考方法に問題がある場合は、オファー文だけでなく採用活動全体を見直す必要があります。

OfferBoxを導入すべきか迷っている企業や、導入後の運用が止まっている企業は、まず現在の採用課題を整理してみましょう。

株式会社Tsumuguでは、採用ターゲットの整理、採用手法の選定、選考設計、採用後の定着まで、企業ごとの課題に合わせて支援しています。

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ABOUT US
塔筋大樹株式会社Tsumugu代表取締役
同志社大学卒業後、地元金融機関へ新卒入社。その後、株式会社リクルートジョブズ(現リクルート)へ中途入社。求人広告営業として全国トップクラスの営業成績を収め、営業リーダーや代理店支援を担当。その後、Indeed特別認定パートナーの株式会社アド・イーグル執行役員として営業・人事・企画領域を管掌。現在は株式会社Tsumugu代表取締役として、中小企業の採用・育成・評価・定着に関する課題に対し、データとAIを活用した人事支援を行っている。